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筆者は雑誌をほとんど見ない。 以前ショップにいたときは、何冊か店で買っていたのでタダで読めたし、雑誌より面白いリアルが周りにたくさんあった。 今は周りには何も無くなったけれど、購買意欲旺盛な若々しくも恐い者知らずな時期もしっかり過ぎてしまった。 しかし、今年は珍しく何冊か雑誌を買う機会があった。機会なんていうとよほど山奥か辺境の話しみたいだが、買わなければならないという事情もあったりするわけです。で、この買った雑誌の中に「今、80's 501がキテる」という記事があった。そう、Outsiderで「この先ヴィンテージとして価値が出るか?」と面白がっていたあの501だ。 筆者はミミが無くなった後の501は、数年前、生地が変わるまでの間のをまとめて「ロサンゼルス501」と名付けていたが、雑誌によるとバータックの糸の色だのインシームの仕様だのでかなり細かく年代区分が出来るらしい。 もちろん、古いもののほうがレア度は高いわけである。 気が付いて、むかし暑い時にショートパンツ用に古着で買った501を見たらインシームがインターロックのコバステッチで、レア度の高いやつだと判った。もっとも今はショートパンツの役目も終えて、ミシンの練習用にバラバラになってるのであるが・・・。 しかし、考えてみればステッチの色が変わったりなどどいうのはサムシングだろうがスイートキャメルだろうが、日常茶飯事にあるわけだ。 が、だからといって、初期のサムシング「ゆったりスリム」の価値が上がるかというとそれはない。ここが501の凄いところなんだろうが、しかしなあ・・・。 そういえば、近所にある501の古着を置いている店、こないだ覗いたら、ユーズドは全部6000円〜7000円。4000くらいのつもりでいたらこの高さ。 アメリカ人が手放した値段を想像すると、たぶん麻薬並の格差があるんじゃないだろうか? こういうトレンドは何処から発生するのか? 雑誌がショップを取り上げるなら一見、ショップがその先頭に立っているようではあるが、実際はその時その時で仕入れられるものから選ぶという程度(中には買い付けに飛んでく人もいるが)でしか個性は主張出来ないのが普通。しかも「その時」は各店一斉に訪れるので、結果一斉におなじものが店頭に並ぶという・・・。これを流行ってる、と見るかどうかは道行く人の自由なんですが、雑誌記者には「キテる」ととる以外に道はないようである。 先の501に関しては、ヴィンテージの弾も底が浸き、自然残った歩兵部隊もヴィンテージ仲間に入ったよん、ということでしょうが、ジョークのつもりがきちんと価値が付いて(付けられて)しまったミミの無い501。それをしたり顔で解説するそのスジの詳しい人が登場するにいたっては、おそるべしストリートファッション誌!である。 (99/11/7) ●サムシング「ゆったりスリム」が価値が低いという意味では無い。あのシリーズは他社もパクるくらい画期的だった。 ●「飛んでく人」・・飛んで行っても結局日本での売れ筋しか買うわけないのであるが。 |