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ハンドメイド・ジーンズ3人展での展示品は、それぞれ10点くらいずつだったが、筆者はケチなので、ページではいちいち紹介しない。
見たい人は次回必ずナマで見にくるように!! …と、ちょっと冗談半分だが、やはり、もし見ずして見た気分になられては、足を運ぶ意味が無くなりはしないかという心配ですね。 でも一つだけ、開催日の朝方までかかって、あわてて作った1本を紹介します。 コーデュロイの5ポケットのブーツカット。 開催日の前の日に型紙を描きだしたという、即席上がりですが、定番の517よりローライズでフレアももっと大きめな感じの、なかなかイイセンいってるかな、と自分では思ってる1本。 でも、1番の特徴は、インディゴの先染めコーデュロイという生地。 コーデュロイの青系というと、紺かサックスブルーというのはよくありますが、これは染料がインディゴで、よく見るとデニムのように青いところと白いところがあって、つまりウネの間が白い。 筆者は知らなかったのだが、コーデュロイという生地は普通白い生地を織ってそれを、ざぶんと染める「後染め」なのだそうだ。 しかし、いろいろ考える人がいるもんで、デニムのようにたて糸だけとかよこ糸だけとか、先に染めたらどうだろう?・・と。で、これはよこ糸(緯糸)つまりパイル(毛の立ってる山)の部分だけインディゴで先に染めてあって、たて糸(経糸)はそのままなので、ちょうど8対2みたいな感じの青白のデニム風になってるわけです。 だからであるが、やっぱり期待してしまうのは、穿き込んでいくとデニムのようにインディゴ独特のアタリ(部分的に白くなる)が出るんじゃないかということ。 普通のカラーものはコーデュロイを含めて、あんまりそういうコントラストは出にくいので、どうも育ったという感じにならない。そういう意味でとても面白い素材のように思うわけです。なかなかでしょ? ところが、これを企画して売っている会社に聞いたところ、大手のブランドではこの生地は使ってないし予定もないということらしい。 何故か? 生地が凝ってる分高いんですね。 メーカーが設定したい上代(小売り価格)から逆算すると生地にかけられるコストというのは、この程度まで、と決まってくるので、それにハマらないということらしい。 あーなるほど、と一瞬思うわけだが、しかしである、情けないのはその上代とやらが7900円とかあるいはもっと下ということ。 例えば、パソコンなんかは良い例で、性能に比例してちゃんとお客は対価を払うもんですが、ファッションはそうはなってない。 だから面白いという意見もありますが、このコーデュロイに限らず、試行錯誤の果てに完成したようないい素材のものも、カジュアルとなると苦戦しちゃう現状ですね。 つまり、ながながと引っぱっておいて何が言いたかったかというと、多くの人がですね、口上書きやブランドネームにお金を払ってるような買い物が常習化してくると、なにかこう好奇心や探求心溢れる日本的なモノ作りは埋もれていくんではないかと…。大げさだが心配なのです。 そんなわけで、まあ、19800とは言わないまでも1万5千円のコーデュロイジーンズなんてのも、あってもいいんじゃないかなあ。いやほんと。 いや、私は買いませんよ。生地から好きに作りますからね。(やはりケチ) (2000.4.4) 追記・下は、今年(2000.11月)女性のモデルさんに穿いてもらい、撮ったカットです。
![]() まあね、昔から、同じデッドストックでもデニムとカラーモノでは値段に差はあったし、確かに、ジーンズはブルーデニムが王道ですから、コーデュロイ、ピケ、サテンあたりは脇固めみたいなもんかもしれないけど、いかにもバブリーな値段のブルージーンズが多そうに思うのは筆者だけかしらん? この生地はWebで偶然見つけたのだ。他の2人にも勧めてしまった。少々高めでも平気で使えてしまうのが手作りのいいところ。興味のある人はこの会社へ |