筆者はかつてフリーターでした。
フリーターという言葉が発生したまさにその当時であります。しかしフリーターとプーは同意語と言ってもいいくらい、周りにまともな生活の人はいなかった。
その日も食べるためには、と思い、求人誌の一カ所を手で破り取り、履歴書を持って外から電話をある会社にかけたわけです。たぶん部屋の電話が止められていたからそうしたのか、それはよく覚えていないのですが。
さて、電話したところが、休みだったのか条件が合わなかったのか、とにかくムダに終わってしまった。そこでどうしようかと、ふと破り取ってきた紙切れの裏側を見ると、そこがあるジーンズショップの求人だったという。
そのころはちょうどバブルのちょっと前くらいで、まさにフリーター激増期。
ジーパン屋はどうかというと、やっとストレートタイプの種類が増えてきたころ。
店員はほとんど501を穿いていたが、しかし売るのはあいかわらずスリムジーンズ。
自分も頑なに細いジーンズを穿いていたけれど、ショップのバイトになってから周りの言われるがままに買って穿いてみた501-AW...まあここでこれだ!とか目覚めた!とかいう感じを受けてしまわなかったところが、変わり者だったのかもしれない。
その後その501はジッパーを付けられたり、ブーツカットにされたり、周りがひいてしまうような憂き目に遭うのでありました。
そんなこんなで、意外な所から落ちつくハメになった筆者でありましたが、この世界、よほどの辛抱がないと上がり(ショップオーナー)は無い。という現実を悟り、アッサリ辞めました。
しかし、そんな仕事のなか、いつも思っていたのは、あまりに基本的な事を知らないお客さんが多いということ。そういうことを来る人来る人毎回説明するのもしんどいものですが、知られると都合の悪い基本というのもあったりして、ならばジーンズを体系立てて説明してみようかと思ったのがこのページであります。
しかし、本当は現役のショップの方がやってくれた方が数倍面白いはずなんですよね。その場合、匿名でないといろいろ制約が出てくると思いますけど・・・。
もひとつ、普通店先で、メーカーから送られてくる商品をただ右から左へ売ってるだけではスグ飽きてしまうのがこの商売。そういう意味では、とりあえず数年続いたのも常に新鮮な見方を心がけていたせいかもしれない。(自画自賛)
最後に・・気に入ったジーンズを好きなように穿く。
ミもフタもないようですが結局そういうことなんですよ。
とくに男性の人は、もっと感性で選ぶTノリUを大事にしたほうがいいようです。ジーンズに限らず。
その点、女の人は感性型の人が多くて、メーカーも合わせるのに大変そうだけど…。
そういう筆者も、改めて自分のジーンズを並べてみたら、似たようなモノばかりで「こりゃいかん」と思った次第でした。
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