JEANS INSIDER

・洗わない?洗いましょう!

ジーンズマニアは洗わない、が定説らしい。
人の主義にとやかく言うつもりはないが、全く洗わないのはどんなもんかなあと…。
洗わないという、大きな理由は、やはり「色落ちするから」かな…

はっきり言いましょう。洗って目に見えて色がぬけるような生地ならば、それは良い染めとはいえないですね。
俗に言うヴィンテージものは、まだ染めがしっかりしていた時代(当時はそれがあたりまえだった)のものと仮定すると、それはそれで価値のあるものです。だからこそ、しぶいアタリや縦落ちが出てくるわけで、私の考えは、良いジーンズこそ育ててなんぼの感覚なんですが…
まあ、もし洗ったら価値が下がるとおっしゃる方は、穿かずにしまい込んだ方がいいですよ、ホント。

ところで、それでじゃあ、Yシャツみたいに一回穿くごとに洗っても良いかと言うと、そういうわけでもなさそう。そこがまたややこしくもあり面白いんだけれど、実は繊維の染色には塩が定着材としてよく使われるんです。
つまり人間の汗の塩分もインディゴの定着効果を持っているという人がいるんですね。
かなりウォッシュアウトされた古いジーンズでも膝裏や足の付け根あたりに青が濃く残っているのを見かけると、さもありなんな話です。つまるところ、結局何回穿いたら…ではなく、汗っぽくなって生地がへたって来たらT洗いドキUでいいんじゃないでしょうか?合理的でもあるし。

ちなみに、最近、各メーカーがリリースしているヴィンテージものは復刻ものであるないに関わらず、しっかりした染めになってるんで、十分T育ちUが楽しめるはずです。リーバイスの502xxなんかはその典型なんだけれど、今はそのほかにも8,000円前後でいい染めのジーンズが各社から出ているので、いろいろ選べますよ。
洗濯にはちょっとした注意が必要だけれど、それも以下の通り大したことじゃないし、もともと労働者のウエアなんだからそれなりのアバウトな扱いが一番なのかもしれない。

ジーンズだけで洗濯機に

染めが良いものでも、新しいものだとさすがに色が出てしまう。逆に色落ちの進んだものは他の洗濯物の色が白い緯糸に付いてしまい、微妙なニュアンスの変化に…。

割りシームは開いてる?

アウトシームの内側が割りになっているタイプなら、独特のサイドのアタリを出したいのがジーンズ好きの人情。

まず買った時点で開いているか確かめる。うまく開いてない場合は裏返してアイロンで癖を付けてから穿きます。
そして洗う前もちょっと見てみよう。まあこの時点ではたいがい開いている訳だが…。で、洗濯終わって干しました。乾いた!開いてる? 開いてなかったらアイロン。こだわるなら折り癖が付くまで繰り返すしかないです。



左:矢印から下は内側の割りが閉じている
下:典型的な脇割りシームのアタリ



裏返して洗う?

前記のアウトシームが脇割りタイプだったら裏返さない方がいいです。その他のジーンズなら色落ちを遅らせる意味で裏返すのは有効ですね。

色物用洗剤

洗剤は入れすぎない方がいい。しかし全く水だけで洗うと汗の油分や蛋白が取れずに残る。結果、またすぐに洗いたくなって…。

とりあえず入れすぎだけ注意すればいいでしょう。そして、できれば蛍光漂白剤の入ってない色物用洗剤がお勧めです。

一般の洗剤のほとんどは、薄汚れた白いものを真っ白く洗うことに重点がおかれていて色物は二の次なのです。
ジーンズではサテンや生成等のベージュ系がいちばん蛍光漂白剤のダメージを受けやすい。みるみる安っぽいシラけ具合になってしまう。
ブルーデニムでも緯糸に微妙なタンニング(ベージュ系の着色)がされているものは、そのニュアンスが薄くなる可能性もありますね。



白ではない生成やうすいベージュのパンツには必ずこのようなタグが付くが、 ブルージーンズには、なぜか付かない。




スケキヨ吊り

ジーンズが縮むのは乾く時。乾燥機はすばやい乾燥を約束してくれるかわりに、大きな縮みと生地へのダメージも約束されるのです。
ゆっくり乾かすのが綿製品へのいたわりでしょう。そして丈の縮みが気になるなら裾の方を上にしてV字に吊す事をお勧めします。俗に「スケキヨ吊り」。おためし下さい。


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