元祖はやはり
・元祖はやはりリーバイス
リーバイスの歴史は、これまで何千、何万と語られ尽くされた感があるので、あえてここでは、ちょっと角度を変えた、私なりの意見を展開してみたいのです。
リーバイスジーンズのスタートを語る時、必ずリベットで補強した衣料という特許の話がでてきます。つまり、元祖を宣言する根拠をこの特許にしているわですね。
しかし、ではリベットがなければジーンズじゃないかというと、リベット無しのジーンズは今やごく普通に存在するのです。もちろん見た目の違和感は全くなく、それをジーンズじゃないと言う人はまずいないでしょう。(リーバイスでもコーデュロイジーンズ等、リベット無しを造っている)
「ジーンズって何?」で書いたとおり、現実にはスタイルの仕様で分けられている今日では、私はいまひとつピンと来ない。今や501でもリベットは6カ所だけだしね。
おそらく当時は、確かに「リベットが付いているズボンだから丈夫そう」という理由でたくさんの人が買ったと思われるし、そういう時代はかなり長かったようですが…。
ところで、リーバイスの現存する最も古いジーンズというものを一度テレビで見たことがありますが、その作業着然とした太さを除けば、ちゃんと今の5ポケットジーンズの仕様になっているわけですよ、なんだかんだ言っても。
思えば、ほとんどの他のメーカーが金茶という色の糸でステッチを入れている事や、バックポケットに独自のステッチを入れたり、また革パッチを付けるといったアイディアが、これ全て、リーバイスを手本にしている事を考えると、5ポケットという仕様も含めて、そういったディティールの歴史を強調した方が、しっくりくると思うのだが、どんなもんでしょう?
しかし、さすがにリーバイスもそんな細かい所までは特許や意匠にしてなかったろうなあ。
特許・意匠・・・特許は発明、意匠はデザイン、(意匠登録という)。意匠、商標は継続して権利を維持できるが、特許は最長15年間。ゆえにリベットは何処のメーカーも自由に使える。