・修理その他偏
ジーンズに穴があくまで穿いたらもう十分だろう、と言う人もいるかも知れませんが、穿く人の生活環境によっては、一部分だけ異常に磨耗してしまうことはよくあります。例えば自転車を一日何時間も乗っている人はお尻がすぐ破れるとか、主婦の方なんかは、やはりヒザが早く破れてしまうようです。
筆者が最初に働いたショップは、職人気質のオーナーが、よくこういった修理を受けていました。
おかげで私も、幅つめ、穴あて、ジッパー交換と、一通りの事は教えてもらったわけです。
ジッパー交換は、ちょっと難しいですが、穴あてくらいなら自分でやった方が安上がり。事実、穴一つに1200円〜2000円はかかります。
ただし、穴がすでにポッカリあいてしまった様なものは、修理しても周辺の生地が弱くなっているので、当てた布との境目からすぐに切れてしまいます。せめて切れた経糸が10本程度までのジーンズでないと意味がないでしょう。
生地の確保
色褪せた古いジーンズをあて布にするのがベストです。色もマッチするし、何より柔らかいからです。それでも実際に当てて縫い込むとそこだけかなり硬く感じます。
ジーンズショップで何かのついでに端切れをもらってくるというのも、アリですね。

この程度なら、生地を追加する事で、まだまだ穿き続けられる
位置の確認
お尻は2カ所別々に生地を当てるようになると思います。
ヒザは身長の低い女の人のジーンズ以外は、ほとんどの場合、サイドのシームを一度開かないとミシンが入りません。開くことの出来るシームは幅つめの所で図にした[1]と[3]です。それ以外は、あきらめたほうが無難でしょう。
生地あてをした、いいサンプルが無いので恐縮ですが、以下、図を参考にして下さい。
必ず洗って乾かしてからでないと、生地が変形していてうまくいかない

表側の生地に良く似た色の糸で往復でジグザグさせます。ミシンのバックレバーが活躍するところです。
もし、何かに引っかけたような、あまり大きくない穴の場合は丸く切った適当な大きさの生地を糊で接着する方法があります。
この糊はアイロンで着ける専用の糊でテープなどのフィルム状になっていたりしますね。洋裁店で取り扱っています。ミシン掛けの場合でもこの糊であらかじめ接着しておくと完璧と言えるでしょう。
筆者は、自分では一度もジッパーが破損する羽目に出くわしたことがないのですが、実際のところ、ジッパー故障はよくあるようで、店でも月に3本くらいは、直していた覚えがあります。
正直、これは難易度としては上の方で、説明も難しいというのがあるので、今回は
Tそんな事もできるんだUということだけ知っていて下さい。

筆者は自分の何本かの501にジッパーを付けた。
比翼は縫い合わせてある。